2016/07/25
最近身近な人やネットのブロガーさんのハードディスク・クラッシュが急増しています。
パソコンは、元々熱や振動に弱い電子機器であって、温暖化の進行する近年の暑い夏には、全国でたくさんのトラブルが発生します。その中で最も多いのがハードディスク・クラッシュ。夏期だけでなく、暖房の効いた室内でも条件は同じですが、夏場暑いときには特に増えてきます。パソコンのハードディスクの寿命は、3年とも5年とも言われていますが、元々HDDほど当たり外れの激しい部品はないでしょう。機器の出来不出来や使用環境によって極端に差がでます。工場出荷の時点から不良品の場合もあり、輸送中に受けたダメージで壊れることもある。新品で購入したばかりのパソコンが壊れているなんて考えもしないので、当然スキャンディスクやチェックディスクを実行して調査するなんてこともしない。

ハードディスクを長期間使っていると、ディスク表面に傷がついたり、信号系統に異常が発生したりと、物理的に故障する確率が高くなります。些細な異常なら、自動的に修復してくれます。たとえば、ディスク表面の1か所に読み書きできない微少な傷がついただけならば、その部分を読み書きできる対象領域から外す。(「不良セクター」として認識される。)
しかし、あちこちに傷がつくと、修復が困難になり、致命的なエラーを引き起こすことがある。ハードディスク・クラッシュは、HDDの記録面にこうした傷がつき、物理的に機能しなくなること。使っている身にとっては、直前まで正常に動作していたのに、急にハードディスクが壊れたように見える。しかし、多くの場合は、かなり以前から、こうした傷が発生し何度も修復されていたのである。この状態を見抜けるかどうかが、悲惨な状況を回避するポイントなのだが、そこまでチェックしないのが普通ですね。

前ブログ(EOS5D時代)には撮った写真は即座にDVD2枚とHDDに保存していたのだが、面倒なので最近は外付けHDDのみにしか保存していない。この夏バックアップ用HDDを購入しようかどうしようか結構真剣に考えている。